白内障手術

白内障の日帰り手術

白内障は、透明なレンズの役割を果たす水晶体が濁ってしまう病気です。水晶体を除去して眼内レンズを挿入する手術によって治療することで、視力を取り戻すことができます。日本では毎年150万件以上行われている手術であり、お身体に負担がかからない手術法が確立しています。眼内レンズはメンテナンス・ケア・交換の必要なく、生涯問題なくお使いいただけます。
当院では、手術の適応の患者様は、日本眼科学会認定の眼科専門医である院長が、連携病院にて執刀いたします。患者様としっかりご相談した上で行っていますので、気になることがありましたらなんでもご質問ください。

手術方法

点眼麻酔を行いますので、手術中の痛みが起こることはほとんどありません。切開を瞳と白目の間に2~3mm程度行い、そこから水晶体を包んでいる水晶体嚢を切開します。水晶体嚢の中に専用の器具を挿入して超音波で濁った水晶体を砕いたら、きれいに吸引して取り除きます。その後、眼内レンズを挿入します。手術自体の所要時間は20分程度です。

眼内レンズについて

水晶体の代わりに挿入する人工の眼内レンズです。術後の見え方が異なる多くの種類の眼内レンズがあります。
眼内レンズは試してみることができないので、当院ではそれぞれのレンズの特徴、メリットやデメリット、費用などについても事前にしっかりご説明し、ご質問にもわかりやすくお答えしています。じっくり検討して最適なものをお選びください。

単焦点眼内レンズ(保険適用)

白内障手術では、最も多く使われているレンズです。遠く、あるいは近くに焦点が合うように設定することができます。近距離で焦点が合う設定にすると、遠距離を見る際に眼鏡が必要になります。逆に、遠距離に焦点が合う設定にすると、近距離を見る際に老眼鏡が必要になります。当院では通常、遠方に焦点が合うように設定したレンズ度数をお勧めしております。単焦点眼内レンズを使用した白内障手術は保険適用されています。

多焦点眼内レンズ(選定療養)

近距離と遠距離の両方に焦点が合います。手術後に眼鏡が必要ない・使用頻度が下がる生活を送ることができる可能性があります。しかし、単焦点眼内レンズに比較して鮮明度が低下します。簡単に言うと「遠くも近くも見えるが、はっきりは見えない」ということです。くっきりとした視界を取り戻したいと考えている方にとっては多焦点眼内レンズが合わないこともありますので、しっかり検討して決めましょう。なお、当院では多焦点眼内レンズは取り扱っておりません。多焦点眼内レンズをご希望の場合、当院では連携している医療機関をご紹介して、スムーズに手術を受けていただけるようにしています。

光がにじむハロー・ギラギラするグレア

多焦点眼内レンズを挿入した場合、光がにじんで見えるハローや、ギラギラまぶしいグレアという現象が起こることがあります。慣れるに従って気にならなくなる方も多いのですが、どうしても気になってしまうこともあります。見え方にこだわりがある方、繊細な方、夜間に車の運転をすることが多い方などは慎重に考慮して決めるようにしましょう。

白内障手術の流れ

1診察と眼科一般検査

白内障手術が必要かどうかを判断するための診療です。眼科の一般的な検査を行って、白内障の状態を確認し、症状や白内障による生活への影響などについても詳しく伺います。
手術による治療が適切な場合には、リスクや費用なども含めた手術内容についてわかりやすくお伝えします。気になることは些細なことでも遠慮せずご質問ください。ご納得いただき、手術を受けることが決まったら、今後の詳細な流れをご説明します。手術日もこの時に決定します。

2術前検査

連携病院である湘南慶育病院で行います。血液を採取して感染症の有無を確認し、全身検査を施行し、角膜内皮細胞検査で黒目の細胞数を確認します。さらに眼内レンズの度数を決めるために、眼軸長を測定します。手術内容について再度ご説明した上で、手術当日朝や術後の注意点、眼内レンズの詳しいご説明を行います。

3手術

手術は連携施設である湘南慶育病院にて院長が行います。ご予約いただいた手術日に来院していただいて、日帰り白内障手術を行います。入院の必要はございません。

4術後管理

手術後は眼帯をつけてご帰宅となります。以降の診察は、当院にて行います。翌日ご来院いただきますが、それまでは眼帯を取らずにお過ごしください。翌日の診察で問題がない場合には眼帯を外しますが、状態によっては翌日以降も眼帯をつけていただく場合があります。

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